デブサミ2日目ダイジェスト
何か昨日1日すごい眠くて。
とても面白いセッションなのに気がついたら寝てるみたいなのがよくありました。
普段あんなに長く人の話をじっと聞く事なんてないので、いつも以上に疲れたんですかね。
帰ってすぐ寝てしまったので1日遅れましたが、
まあ、何はともあれダイジェスト。↓。
1コマ目:なし
2コマ目:MDAによるコンポーネント開発アプローチ
SOAのプロジェクトを15本以上経験してきたそうで、実践的で具体的なお話が多くてためになりました。SOAっていうものがなんとなく見えてきたような。
要は「独立した複数のサービス実装を組み合わせて1つのシステムにしましょう」というコンセプトを指すもののようです。
「複数のサービス実装」はライブラリだったり、Webサービスだったり、何かのフレームワークのコンポーネントだったり、なんだかよくわからないオレ様モジュールだったり、もう何でもアリだと。独立したサービスをくっつけて使おうってところがポイント。だと思いました。
ただ、1日目の6コマ目で話がありましたが(睡眠学習...)、お客さん受けするキャッチーな言葉なので、何でもかんでも「SOA」と名前がつけられすぎている状況があると。なので、実体として何を指しているかは人・文脈に依存するんだ、というところには注意しなければいけないですね。
元々SOAって何よ!?ってことでとった2セッションだったので、当初の目的は十分達したということで満足。
3コマ目:第六の馬
MustangことJava SE 6の紹介ですね。かなりインパクトのある方でしたが、色々工夫されたプレゼンで飽きずに楽しめました。
つい最近JavaPressの最新号を読んでたんで内容的には目新しい情報はなかったんですが、直接人が話しているのを聞くのは、文章で読むのとはまた違った感じでいいですね。
あとやっぱり「ムスタング」って読むんですね。「マスタング」とどっちかな?ってちょっと迷ってました。今回、色々なセッションに出ましたが自分と思ってる読み方と違うことが結構ありました。ああ、そう読むんだぁとか。
4コマ目:XP2.0
XP畑の人たちってすごいパワフルですねぇ。すごく熱気を感じました。
XPの本、買ってちゃんと読んでみます。デブサミ会場で買ったら10%オフだったのに、時間切れで買えず。残念。
あと、契約/提案前開発っていいかも。
いかにサラッとそれっぽいモノを作れるかがポイントですね。
5コマ目:Web2.0的SOA Ajax+DI+JBIで実現する疎結合アーキテクチャ
和服で登場したワリにあまりそこには触れずに普通に開始されました。
デモが面白かった。やっぱりデモ重要。目に見えるモノ重要。そう実感しました。
昨日のGeronimoでも名前が挙がっていたServiceMixを使ったデモでしたが、なんかよさそうですね。まだまだ業務で使う気はしませんが。でも、仕様的には気になるところ。
つーか、JBIという仕様を知ったのが今回のデブサミが初めてだということは内緒の方向で。
6コマ目:狛犬(Seasar2)の飼い方教えます。
ひがさんのセッション。
ひがさんがいかに今の社内でのポジションを作り上げたのか、業務としてOSS開発をさせてもらうためにどうやって会社をいいくるめるか、というお話。
苦労されてますねー。
会社サイドからみた非常に現実的なお話が聞けて面白かったです。
ときどきひがさんの理想と会社側の思惑のズレが見え隠れしたりして、ちょっとドキドキ。
7コマ目:残業撲滅のためのキラーフレームワークはこれだ
ゾロ氏とS2Strutsの中の人のセッション。
今回のデブサミの中でもかなり期待していたセッションです。
その内容は……、Teeda スゲー。
S2Strutsのラッパとして作ってPdStrutsと勝手に名づけたオレ様プロダクト(非公開)があるんですが、そこで盛り込んだ機能はすべてカバーされていて、かつ、気になっていた部分も対応策が提示されていて、かなり隙のない仕様です。
具体的に気になる点↓
- ページドリブン
- 当然POJOアクション
- 自動登録・自動設定
- managed-beanだけではなく、navigation-ruleも。
- ただnavigation-ruleの指定例で、アノテーションで転送先の「実装クラス」を指定してるのは気になりました。転送元インタフェースに転送先実装クラス名を書くのはきれいじゃないので、インタフェース指定でいいんじゃないかと。
- フィールド直接利用によるgetter/setter省略可能
- コンテナに利用させるためのgetter/setterばかりが増えると、Pageクラスが汚くなって気になってたのです。
- PRGパターン対応
- これでずっとこだわり続けてる「URL気持ち悪い状態」が解決できそう。
- PdStrutsでもPageHistoryというクラスで使用したページクラスのインスタンスそのものを世代管理したりしてみたんですが、何か汚いというかしっくりこないというか行き詰ってました。どうしようかなーと思って放置してました。
今回のTeedaの仕様をみて、もうTeedaでいいじゃないかと。TeedaでFAだなと。
というわけで、2末のリリース待ってます。
ところで上記の注目機能はTeeda本体の機能ではなく、Teeda Extensionというサブプロダクトで提供されるそうですが、このTeeda Extensionは「随時リリース」だそうです。
ということは、3月とかもっとさきになるんですかね。試せるのは。
Teeda/Teeda Extensionがリリースされたら、手元にあるpdstruts-petstoreを元にteeda-petstoreを作って試してみたいのでホント心待ちにしています。
多分思想的には共通するので、簡単に対応できそうな感じです。
ところで、S2Strutsの中の人のお話の最後で、TeedaとS2Strutsの関係についてちょっと触れられていましたが、「基本的にはTeedaでいいけど、S2Strutsは携帯関係ではまだ利用されることもほげほげ」という話でしたが、その真意は?
携帯用サイトの実装でTeedaを使うよりもS2Strutsの方がいいというメリットはなんでしょうね。Strutsの場合アクションに対するURLを自由に設定できるので、URLの短さが求められる携帯系サイトでは有利、とかそういうことでしょうかね。
Ask the speakerで聞きたいなと思いつつ、どなたかと話し込んでいらしたのでそのままあきらめたヘタレですよどうせわたしはああそうですよ。…グスッ。
そうそう、ノーマークでショッキングだったのはプロダクトの読み方。