オレ様フレームワークの是非
独自にフレームワークを設計したり実装したりって、楽しい作業だけど、いざそのフレームワークを実業務とかに展開していこうとしたとき、意外に使えなかったりする。設計が悪いとかじゃあなくて。
他のツールもそうだけど、特にフレームワーク系はその仕様や使い方を学ばないと十分に使いこなすことはできない。
で、オレ様仕様で作ったオレ様フレームワークを他の人が使えるかっていうと色々障害があるわけだ。
- ドキュメントの充実 (チュートリアル、TIPS、サンプル)
- 拡張方式の柔軟性、容易性
- 使われる技術の一般性
- フレームワークの将来性
- 帯に短したすきに長し
- コア機能以外のEoDを高めるためのいろいろな工夫
で、結局その辺を考えると、すでにこういったことを乗り越えてきた、市場に出回っているオープンソースなものを使うのがベストなんじゃないか、と思えてきて仕方がない。
オレ様フレームワークを開発し広めていくよりも、既存フレームワークの使いこなし術を十分に高めて、また、それを横展開していくほうが現実的だし。
Struts, Tapestry, WebWorks, Seasar2, Spring, Hibernate...これらは広く使われているし、各所で実績があるし、how-to本も市販されているし、ネットにも情報が多いし、勉強のしがいがあるというものだ。
それに引き換えオレ様フレームワークはどんなにがんばってものにしても、所詮オレ様の枠を出ない。
まあ楽しいし、設計・実装スキルを向上させるためには最適のお題だと思うので、この道で飯を食ってくとしたら、過渡的とはいえこういった道を乗り越えてく必要があるのかな、なんて。
とりあえずは、趣味として遊んでみようと。